日本馬優勝経験こそないが日本人に人気の国際G1

歴史がある国際レースの凱旋門賞

 

凱旋門賞は1920年にフランス競馬再興を掲げて誕生した国際レースです。
今では世界中からの憧れの的になり、勝つことを目標とされるような世界最高峰のレースになりましたが、初めの30年間は国外、特に当時競馬先進国のイギリスから一流馬の参戦がなく、目立ったレースではありませんでした。その後大幅な賞金増をして、一時期は世界一高額な賞金になるなどで徐々に注目を集めるようになりました。
1990年代以降は「ドバイワールドカップ」など凱旋門賞を超える賞金を出すレースがいくつも創設されてしまっています。それでも新たにスポンサー契約を有名企業などをすることで賞金を積み増しし、2014年は1着賞金が 285万7000ユーロ(約4億円)と高額です。その分、レースも熱くなっています。
凱旋門賞は毎年10月の第1日曜日、ヨーロッパでの競馬シーズン終盤に開催されています。そのため、その年の中長距離ヨーロッパチャンピオン決定戦と呼ばれ、凱旋門賞開催日とその前日は4つのG2、当日に凱旋門賞を合わせて7つのG1レースを開催し、フランスではこの2日間を凱旋門賞ウィークエンドと呼んでいるそうです。

 

 

日本馬の優勝がまだない凱旋門賞

 

凱旋門賞は日本でも知名度と人気が高いレースで、日本国内で活躍をした競走馬が1960年代後半から2014年までに19頭が遠征しています。
成績は1999年にエルコンドルパサー、2010年にはナカヤマフェスタ、2012年と2013年にオルフェーヴルがそれぞれ2着に入っています。2006年には前年の日本牡馬クラシック三冠を無敗で制覇したディープインパクトが出走し、日本でも異例のテレビ中継がされて3位に入ったのですが、その後禁止薬物が検出され失格処分となりました。一番新しい成績では2014年にハープスターが6着、ジャスタウェイが8着で、日本馬はいまだ凱旋門賞を制覇していません。
それでも日本では凱旋門賞は非常に高く評価されています。必ずしもヨーロッパで高い評価を得られていない馬であっても凱旋門賞の優勝馬には大きな注目が集まり、種馬として1959年から2008年までに15頭も日本に輸入されています。
また、日本国内で最高賞金を誇る「ジャパンカップ」は凱旋門賞の約7週間後に行われるので、凱旋門賞出走馬が招待されることもあります。それくらい、凱旋門賞は日本人からも人気の高いレースになっています。